最近めっきり暑くなってきました、いよいよ夏本番ですね。
夏と言えば海にプールに屋外レジャーとイベントてんこ盛り!!
しかし、日々の仕事に追われる現代人には疲れのせいで中々休みを満喫できず、ダラダラ過ごしてしまう人も多いんじゃないでしょうか?
今回はそんな頑張るあなたに休日を120%エンジョイ出来る様サポートしてくれる食材「トマト」にスポットライトを当ててみました!
「今更トマトってww」とあなどるなかれ!「トマト」にはまだまだ私たちの知らない沢山のメリットが詰まっているんです!!!
一時流行った「夜トマトダイエット」なんかもそのメリットの一つですね!
しかし、何でも体に良いからと大量に摂取しても効果はさほど期待できません。
その食材の事をキチンと知り、メリットとデメリットを把握して、最小の労力で最大の効果を獲得出来るようにしておきましょう!!
これを知ればあなたの休日が今の5倍エンジョイできる・・・はず。
目次
トマトとは?
トマトとは南アメリカのアンデス山脈高原地帯が原産国のナス科ナス属の植物。またはその果実の事を「トマト」と言います。
「トマトはトマト科植物でしょ?」って思っている人も多いんですが、1990年代の研究結果でナス科に属する事が分かったんですね。
ですので、今現在「トマト科トマト属」と言う系統は存在しないんです。
また余談ですが「トマトは果物?野菜??」と思う方もいると思うが「トマト」はれっきとした野菜です。
これは1994年にアメリカの最高裁で「トマトは野菜です!」て判決が出ている事からも分かります。(まぁ正直どっちでもいいけど・・・)
トマトの栄養素
瑞々しく甘い「トマト」は昔から栄養素が豊富で健康に良いとされ広く私たちに愛されてきました、そんな「トマト」1個当たりのカロリーは
100グラム当たり約19キロカロリー、普通サイズのトマト1個で31キロカロリーです
かなりの低カロリー食材ですね。
この他にも「トマト」には体に良い栄養素が満点!!
代表的なものが・・・
・ビタミンA
ビタミンAは、発育を促進し肌の健康を維持したり、喉や鼻の粘膜を強化して細菌から体を守ったり、視覚の暗順応にも重要な働きのある栄養素です。
ビタミンAが不足すると、暗い所で目が見えなくなる”とり目”という欠乏症が引き起こされるとされています。
ビタミンAはトマト1個あたり約74.25μg含まれています。
ビタミンAは過剰に摂取し過ぎると肝機能障害を引き起こす可能性がありますので取り過ぎには注意しましょう。
・ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用により体内の脂質の酸化を防いで、体を守る働きがあります。
この働きで体内の細胞膜の酸化による老化や、血液中のLDLコレステロールの酸化による動脈硬化など、生活習慣病や老化と関連する疾患を予防することが期待されています。
ビタミンEが不足すると感覚障害や神経症状を引き起こす可能性があり、未熟児の場合赤血球が壊れて貧血を起こす可能性があります。
ビタミンEはトマト1個あたり約1.49mg含まれています。
ビタミンEを過剰に摂取し過ぎると出血傾向になるという害がありますのでご注意ください。
・ビタミンC
ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。これより皮ふや粘膜の健康維持に役立ち、また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することが期待できます。
ビタミンCが不足すると寒さや細菌に対する抵抗力が下がってカゼなどの病気にかかりやすくなったり、骨の発育が不十分になったりします。
ビタミンCの欠乏症で知られる壊血病(かいけつびょう)は、コラーゲンがつくれないために細胞の間の結合がゆるむことでおこります。血管や関節が弱くなることから、歯ぐきなど体の各所で出血したり、関節が痛んだりする病気です。
ビタミンCはトマト1個あたり約24.75mg含まれています。
ビタミンCは過剰に摂取しても吸収率が低下するだけで尿として排出されますので特に注意する必要はありませんが、吐き気、下痢、腹痛といった胃腸への影響が報告されていて、腎機能に問題がある人では腎結石のリスクが高まることから適度に摂取する事をおススメします。
・葉酸
葉酸はビタミンB群の仲間で、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。このため、赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。
葉酸が不足するとビタミンB1.2不足の際と同様、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血がみられます。
葉酸はトマト1個あたり約36.3μg含まれています。
通常の食生活では摂取不足による葉酸欠乏の心配はほとんどありませんが、耐容上限量をこえて大量摂取した場合は、神経障害、発熱、じんましんなどの過剰症がおこるとの報告があります。
・リコピン
トマトといえばの栄養素!リコピン!!
リコピンは強い抗酸化作用があり、シワやシミの予防に繋がります。また、アンチエイジング効果も期待でき、最近肌の老化が気になってきたという人はリコピンを摂取すると良いとされています。さらに、リコピンは、脂肪が体に蓄積されるのを防止する効果も持っています。
リコピンはトマト1個あたり約5.2mg含まれています。
リコピンの過剰摂取によるリスクはほぼありませんが、一般的にリコピンには血圧を下げる作用があるので、血圧を下げる薬と一緒に摂取した場合低血圧になってしまうリスクが高まります。
・クエン酸
クエン酸はTCAサイクル(クエン酸回路)の働きを活性化させ疲労回復に効果があるとされています。また、肝臓の機能を改善しアルコールの分解を早める効果もありますので、二日酔いや乗り物酔いの改善に効果があります。
クエン酸はトマト1個あたり約0.6g含まれています。
クエン酸の過剰摂取によるリスクは報告されていない。
・トマト栄養素まとめ
上記に記した通り「トマト」には実に様々な栄養素が含まれており、この他に
・ビオチン・パントテン酸・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン等々その他ミネラル類なども実に豊富に含まれています。
「トマト」に含まれる特筆すべき栄養素をまとめると
・ビタミンA 74.25μg ・ビタミンE 1.49mg ・ビタミンC 24.75mg
・ナイアシン 1.16mg ・ビタミンB6 0.13mg ・葉酸 36.3μg
・ビタミンC 24.75mg ・リコピン 5.2mg ・クエン酸 0.6g
・カリウム 346.5mg ・モリブデン 3.3μg ・13-oxo-ODA(リノール酸の1種)
等々
主な栄養素は大体こんな感じです。
「トマト」のメリットとデメリット
ここまでは「トマト」の基礎的な知識としてどんな栄養素が「トマト」には含まれていて、どんな働きをするかを説明してきました。
ここからは、皆さんも気になっている「結局トマトは良いの?悪いの??」を解決させる、「トマト」のメリットとデメリットを項目ごとに分けて説明していきます。
これを読んで「トマト」のリスクとリターンを正しく理解し、この休日をエンジョイ出来る体作りをしましょう!!
トマトを食べるメリット
まず初めは「トマト」を食べるメリットからご紹介していきます。
・なんといってもリコピン!!
「トマト」といえば何を差し置いても最大のメリットはこのリコピンが摂れるというところ!!
上記でも軽く触れましたがリコピンには生活習慣病予防、老化防止、腸内環境改善、がん予防、美肌、アンチエイジング、認知症の予防等々、色々な病気のリスクを軽減してくれ、更に若返りの効果とダイエット効果までもが有るというのですから、まさにリコピンは魔法の様な栄養素です。
このリコピンを豊富に含んでいるのが「トマト」なんですね。
これは毎日「トマト」にむしゃぶりつくしかありませんね!!
・カロリーが低いのに・・・
一般的にカロリーの低い食材は腹持ちが悪いとされています。言い換えればカロリーの低い食材は摂取カロリーは抑えられるけどお腹が空きやすいということになります。
しかし、「トマト」1個あたり31キロカロリーと低カロリーでありながらとても腹持ちが良いんです!!
それは「トマト」に含まれる栄養素に食物繊維と炭水化物が一般的な低カロリー食材に比べてとても多いからです。
お米を食べれば中々お腹が減りにくいですよね?あれはお米の主成分が炭水化物だからなんです、この事を考えれば「トマト」は腹持ちがよく低カロリーなまさに究極のダイエット食材なのかもしれません!!!
・夏バテ予防に最適!
「トマト」に豊富に含まれるクエン酸やビタミンB2は疲れた体を元気にしてくれ、更に食欲増進効果もあるから、夏バテで疲れ切ってご飯も喉を通らない方にはうってつけの食材です。
あっさりと瑞々しく甘酸っぱい「トマト」を食べれば、その豊富な栄養素が体の隅々まで行き渡りどんどん元気になる事間違いなし!!
「トマト」週間を始めて疲れ知らずの体を手に入れ仕事も休日もバリバリエンジョイしちゃいましょう!!!
・「トマト」ダイエット
豊富な栄養素で健康食として注目されてきた「トマト」ですが、近年はダイエット食材としても大きな注目を集めています。
有名な話ではお笑いコンビのバナナマンの日村さんがこの「トマト」ダイエットをして、なんと!1カ月で11.9キログラムのダイエットに成功しています!!!
この方法が朝昼夕食全て「トマト」のみというもの・・・
ちょっと素人には真似できない方法ですが、炭水化物を「トマト」に置き換えて~位のダイエットなら挑戦できそうですよね!合わせて健康で疲れにくい体も手に入るんですからこれはやるしかない!!
ちなみに今巷では夜「トマト」を2個食べる「夜トマトダイエット」が流行っているそうです。
・がん予防に・・・
近年「トマト」に含まれるリコピンを摂取する事により、がんになるリスクを大幅に軽減させることが出来るという研究結果が発表されました。
それはなんと、イタリアのガン研究所が行った調査では、トマトを1週間に7個以上食べている人は、2個以下の人に比べて、消化器系のガンの危険率が約6割までへったという事だそうです。
病気の予防にもなり美容効果も高い「トマト」はまさに万能薬と言っても過言じゃありません。
・美肌・若返りに効果抜群!!
食材界の万能薬「トマト」の効果は健康だけではありません!!
ここでも「トマト」含まれるリコピンが大活躍!!リコピンの強い抗酸化作用によってシミ・しわを予防し、肌の老化現象を抑える効果があると科学的に実証されています。
女性にはいつまでも若く美しくあってほしいですよね、どうでしょうか?女性にバラの花束100本プレゼントする位なら、「トマト」1年分プレゼントしてあげた方が喜ばれるかもしれませんよ!!
トマトを食べるデメリット
「トマト」の良い所はテレビや雑誌に日夜取り上げられているので「そんなん知ってるよ!」という事も多かったのではないでしょうか?
では次はメディアでは絶対扱わない、「トマト」を食べる事で引き起こされるデメリットをご紹介していきたいと思います。
テレビや雑誌で行ってる事を簡単に鵜呑みにしてしまうと取り返しのつかない事になってしまう・・・かも
・アレルギー
「トマト」に含まれるリコピンが体にとても良いと言う事は「トマト」のメリットで説明しました。
が、実はこのリコピン多量に摂取し過ぎると、アレルギーや過敏症を引き起こしてしまい、体に発疹が出てしまいます。
「トマト」を一日20個、さらに体に良いからとサプリでリコピンを更に飲む・・・なんて事をしていると体中に発疹が出来てしまうかも・・・
何でも沢山摂ればいいというものではありません、程々が一番ということです。
・「トマト」の酸
これも過剰摂取による症例ですが、一部胃腸が弱い方は過剰摂取しなくても引き起こされる可能性があります。
それは
下痢や吐き気、胃痙攣や嘔吐などです。
リコピンの過剰摂取で起こりうる症状ですが、「トマト」は水分を過分に含んでいますので「トマト」の食べ過ぎでお腹を壊してしまっている可能性もあります。
また胃腸の弱い方は「トマト」の酸が胃壁を強く刺激してしまい胃痛や胃痙攣、嘔吐等を引き起こす可能性も十分にあります。
体に良いからと自分の体に合わない物を食べていては余計に体を壊してしまいます、何だか「トマト」を食べ出してから調子が悪いなと思ったら、一旦辞めて様子を見てみる事をおススメします。
・皮膚が!!!
これは「トマト」だけの事ではありませんが、赤い色の食材を多量に食べた場合、皮膚の色が真っ赤に変色してしまう事があります。
体に直接の害は無いのですが、知らずに真っ赤になった自分の皮膚を見るときっと大パニックになってしまいます。
もし「トマト」やベリー類の食材を食べていて皮膚が赤くなってしまったら、暫く赤色の食材を食べない様にしていれば元の色に戻りますので慌てる必要はありません。
しかし、皮膚の色が変わると言う事は過剰に摂取し過ぎているという体のサインでもありますので、一旦赤色の食材を辞めて様子を見ましょう。
・夜「トマト」
今流行りの夜「トマト」ダイエットですが、栄養素的には痩せれる栄養バランスですが、一部メディアの報道している「夜にトマト2個食べるだけで○○㎏確実に痩せる!!」みたいな事は絶対にありえません。
そんな簡単なダイエットがあれば世の中に肥満と言うカテゴリーは存在しませんし、皆ダイエットに必死になりません。
むしろ夜に「トマト」を食べる事で「トマト」に含まれるチラミンを摂取してしまい、交感神経を刺激して血管を収縮させたり脳を覚醒させてしまいます。
そうなると中々寝付けなくなったり、ぐっすり眠った気がしなかったり、夜中に目が覚めてしまったりしてしまいます。
どうしても「トマト」ダイエットをしたい方は夜に「トマト」を食べるより、朝に「トマト」を食べる方がリコピンの吸収率もよく寝ぼけた脳も早く覚醒させる事ができます。
また「トマト」ダイエットで痩せようと思うなら、適度な運動と食事制限、栄養バランスを整える補助的な意味合いでトマトを食べれば、体を壊すことなく健康的に痩せていける筈です。
・食べ合わせに気を付けて!!
よし!じゃあ今日から健康の為に「トマト」を毎日食べるぞ~!・・・でも、「トマト」だけじゃあちょっと物足りないからサラダにして食べよ♪
レタスにきゅうりに「トマト」を混ぜて~・・・うん!健康的でおいしい!!
はい、確かに健康的に見えておいしいんですが、この食べ合わせはNGです。
実はキュウリに含まれる酵素・アスコルビナーゼが、トマトに多く含まれるビタミンCを壊してしまうんです・・・
折角栄養を沢山摂ろうと思って色々な野菜を食べてもこれじゃあ意味がありません。
キュウリと「トマト」をどうしても一緒に食べたい方は、キュウリに含まれるアスコルビナーゼは酢と熱に弱い性質を持っていますので酢の入ったドレッシングをかけて食べるか、マヨネーズをかければ「トマト」に含まれるビタミンCを壊さずに吸収する事ができます。
しかし、マヨネーズやドレッシングをかけてしまうとどうしてもカロリーが上がってしまいますので、ダイエット中の方は注意してください。
「トマト」まとめ
今回ご紹介した「トマト」は非常に栄養価も高く、美容・健康にとても良い食材というのが分かりました!
そんな「トマト」の総合評価は
星★★★★★★
星6つですかね。
栄養面・美容面・健康面・と抜群なんですが、最大限効果を引き出す場合に一日あたり「トマト」を最低でも2個、最高で4~5個食べなければいけない、しかもそれを6ヶ月以上と考えたときのコスパが悪過ぎます。
これなら前に紹介したバナナのほうが費用対効果が高いです。
↓↓↓バナナの記事はこちら↓↓↓
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体には勿論とても良く、疲労回復効果や夏バテ予防にはもってこいの食材なので、お金に無理のない程度には食べた方が良さそうです。
勿論食べ過ぎにはご注意を・・・
こんだけ体に良いって分かってるけど管理人は「トマト」は絶対食べません!!!
え?なんでって??
管理人「トマト」嫌いなんやもん!!!