栄養満点で主食にもデザートにも持ってこい!!こんなキャッチフレーズがピッタリな「バナナ」
安くて、栄養価が高くて、太りにくいと三拍子揃った「バナナ」ですが、皆さんはこの「バナナ」について何処まで知っていますか??
一昔前に「バナナダイエット」なんてものも流行りましたね、しかし今ではこのダイエットをしている方を見かける事はほとんど無くなりました・・・
そんな魅惑の果実「バナナ」に今回は注目して、「バナナ」の良い所(メリット)悪い所(デメリット)を解説していきたいと思います。
これを知っているか、知らないかであなたの人生が大きく変わる・・・・かも?
目次
バナナとは?
バナナとはバショウ科バショウ属植物の果実の事。
主な原産国は、熱帯アジア、マレーシア等温暖な地域で育つ植物とされる。
一般的なバナナを想像すると、黄色や緑を想像すると思うが、実はピンク色や紫色のバナナも存在する。
品種は、キャベンディッシュ、ラカタン、レディーフィンガー等々9種類以上にも及ぶ。
日頃我々が口にするバナナはキャベンディッシュと呼ばれる品種で、主にフィリピンから輸入されている。
バナナの栄養素
甘くて美味しい「バナナ」オマケに栄養価が高いとなれば、カロリーも高いんじゃないの?と不安になりそうだが
バナナのカロリーは1本当たり約86キロカロリー!!
これはお茶碗半分程のごはんと同じである。
バナナは他にも体に良いとされている栄養価が満点で、非常に優秀な食材である事が分かる。
タンパク質
タンパク質は血液や代謝、筋肉や消化など我々が生活するのに絶対必要な栄養素の一つである。
体内にタンパク質が摂取されるとアミノ酸に分解され、色々な物と結合し色々な働きに使われる。この作用を利用したのが「酵素ダイエット」だ。
このたんぱく質、バナナ1本に約1.1g(生シイタケ2個分)含まれています。
タンパク質は過剰に摂取し過ぎると、人体にとって害となる為取り過ぎには注意したい。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝を助け、むくみの予防や疲労回復効果があり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。
昔日本で流行った「脚気(かっけ)」という病気はこのビタミンB1が不足する事で発症するとされています。
そんなビタミンB1は、バナナ1本に約0.05mg(ほうれん草3/1束分)含まれています。
しかしこのビタミンB1は過剰摂取すると、頭痛やかゆみ、苛立ちなどを引き起こしますので、極端な取り過ぎには注意しましょう。(日常生活の食事では滅多に過剰摂取することは無いです)
カリウム
カリウムは免疫機能を健全に保ち、むくみの予防や心臓、筋肉の機能を調整する働きがあります。
また、血圧の低下や脳卒中の予防、骨密度の増加などにも効果があると近年の研究で発見されました。
そんなカリウムは、バナナ1本に約360mg(リンゴ3個分)含まれています。
過剰に摂取しても比較的問題の無いカリウムですが、腎機能の低下がみられる方はカリウムの過剰摂取には注意が必要です。
マグネシウム
マグネシウムはエネルギーの代謝を助け、動脈硬化を防ぎカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
また、神経の興奮を抑えたり、血液の維持をしてくれたりもします
そんなマグネシウムは、バナナ1本に約32mg(キウイ3個分)含まれています。
マグネシウムは過剰に摂取し過ぎると、お腹を下してしまう可能性があるので注意しましょう。(日常的な食事では不足する事が大半で過剰摂取の恐れはほぼありません)
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質の代謝を助け、肌や粘膜を健康に保つ働きがあります。
また、激しい運動をしたり、エネルギーを沢山消費する人ほどビタミンB2が沢山必要になります。
そんなビタミンB2は、バナナ1本に約0,04mg(にんじん2/1個分)含まれています。
過剰摂取したビタミンB2は尿と一緒に体外へ排出されますので、摂り過ぎても人体への影響はありません。
ビタミンB6
ビタミンB6は血圧を下げ、筋肉や心筋の活動を正常に保ち、貧血を予防する働きがあります。
また、皮膚炎の予防や粘膜の健康維持にも役立っています。
そんなビタミンB6は、バナナ1本に約0,38mg(納豆3パック分)含まれています。
タンパク質を多く摂取する人はこのビタミンB6も多く必要になります。
しかし、このビタミンB6、過剰に摂取してしまうと感覚神経に障害が出てしまう可能性がありますので、適度に摂取するよう注意してください。(通常の食生活では取り過ぎる心配はありません)
葉酸
葉酸は貧血を防止し血色を良くする効果があります。
また、胎児の正常な発育にも良く、脳卒中、心筋梗塞等、循環器疾患を予防する働きがある事が近年の研究で発見されました。
そんな葉酸は、バナナ1本に約26μg(ピーマン3個分)含まれています。
この葉酸過剰に摂取し過ぎると、神経障害、発熱、じんましん等を引き起こす可能性がありますので注意してください。(通常の食生活では摂り過ぎる心配はありません)
ポリフェノール
ポリフェノールはストレスに強くなり、貧血を予防してくれる効果があります。
また、美容効果も高く、他に虫歯の増殖を抑えたり、糖尿病予防にも効果があるとされています。
そんなポリフェノールは、バナナ1本に約1,1g(板チョコ1,1枚分)含まれています。
このポリフェノールは過剰に摂取しても特に問題はありません。
バナナの栄養素まとめ
上記に記述したように「バナナ」には非常に多くの栄養素が含まれています。
この他に
・ナイアシン・食物繊維・セロトニン・カロテン等々実に多くの栄養素がバナナには含まれている事が分かります。
まとめると
・タンパク質 1,1g ・カリウム 360mg ・マグネシウム 32mg
・ビタミンB1 0,05mg ・ビタミンB2 0,04mg
・ビタミンB6 0,38mg ・ナイアシン 0、7mg ・葉酸 26μg
・食物繊維 1,1g ・ポリフェノール 1,1g ・セロトニン 10mg
・カロテン 56μg 等々
主な栄養素は大体こんな感じです。
バナナの良い所
それでは栄養満点の「バナナ」の良い所を解説していきたいと思います
案外低い・・・
あんなに甘くて美味しいのにカロリーが低いのは嬉しいですよね。
バナナ1本でお茶碗半分のごはんと同じカロリーだからダイエット中で甘いものを制限している方にとってバナナはまさに天の恵み。
値段が・・・
なんてったって価格が安い!他の果物に比べて圧倒的に安い!!!
安くて、美味くて、栄養価が高いと3拍子揃ったコスパ最強フルーツです。
美容に・・・
バナナは他の果物に比べて美容効果が高いとされています。
ある記事では数日間バナナのみで生活したところ、保湿クリームや美容液を使っていないのにお肌がつるつるになったそうです。
運動に・・・
バナナに含まれる栄養素は食べるとすぐにエネルギーに分解される為、結果として持続力が上がるとされています。
バナナには筋肉の収縮をサポートしてくれるカリウムや、疲労回復やスタミナアップの効果があるとされるビタミン群が豊富で、運動の後、運動をする前などに口にするのに適しているとされています。
子供に・・・
バナナには1日の食事で不足しがちな栄養素が満点。
バナナに含まれる栄養素の一つマグネシウムは、歯や骨の形成を助けてくれる働きがあるので、小さいお子さんの栄養補助食品としてはまさにうってつけ。
ストレスに・・・
バナナには現代人の多くが抱えるストレスを緩和してくれる作用があります。
バナナに含まれるビタミンB6がセロトニンの生成を促し、セロトニンがイライラを緩和してくれます。
また、マグネシウムにはリラックス効果があるとされていますので、このストレス社会を生き抜くにはバナナは必須食材だと言えるでしょう。
二日酔いに・・・
バナナに含まれるナイアシンがアルコールを分解してくれ、血行の促進や、頭痛の緩和をしてくれますので、お酒を良く飲む方には是非バナナを食べて頂きたいです。
また、バナナに含まれるカリウムがむくみを解消してくれ、ビタミンB1が消化を助けてくれるので、二日酔いで辛い時にはバナナを1本食べると元気になれるでしょう。
バナナの悪い所
そんな良いとこずくめのバナナには悪い所はないのでしょうか?
今度はバナナの悪い所を解説していきましょう。
尿路結石
バナナが体に良いからと多く食べ過ぎてしまうと、バナナに含まれるシュウ酸が体内に増えすぎて尿路結石になる可能性が高まります。
個人で変わってくるとは思いますが、平均で1日あたり4本以上のバナナを食べると、尿路結石になる可能性が爆発的に高まる事が分かっています。
シュウ酸はヨーグルトと一緒に摂取する事により体に吸収されにくくなりますので、どーしてもバナナを4本以上食べたい時は、ヨーグルトと一緒に食べるようにしましょう。
高カリウム血症
これはバナナに多く含まれるカリウムを過剰に摂取する事で、起こる病気です。
主に、嘔吐、不整脈、しびれ、神経症状が出る可能性があります。
これも1日に4本以上バナナを食べる事で引き起こされる可能性があります。
特に肝機能が低下している人は注意が必要です。
冷え性
冷え性の方にもバナナの食べ過ぎはあまりお勧めできません。
バナナは南国のフルーツですので、主に体を冷やす作用が高いので、冷え性の方が1日にバナナを4~5本食べてしまうと冷え性を悪化させてしまう可能性があります。
あと、人間の体は冷えると水分を排出しようとするので、おなかを下してしまう可能性もあります。
日持ちが・・・
バナナを一房買うと大体5~6本付いてますが、大体余って腐らせてしまいます。
家族で食べるなら足りない位なんですが、一人だとどーしても余ってしまい最後の1~2本は見るも無残なまっくろくろすけ・・・
あまり日持ちがしないので、もう少し少量で販売して頂けるとありがたい。
まとめ
バナナは非常に栄養満点でコスパが高い反面、食べ過ぎると色々な病気を引き起こす事がわかりましたね。
そんなバナナは
星★★★★★★★★☆☆
やはり栄養補助食品としては抜群です。
忙しい現代人にとって手軽に食べれて、どこでも手に入り、健康にも良い、とくれば食べない手はないでしょう。ただ主食にするには圧倒的に足りない栄養素もありますので、あくまで栄養補助食品として。
ただ、いっぱい食べれば良いというわけもなく、過剰摂取によるリスクも勿論ありますが、それは適度に食べれば良いだけの事。体に良いからと無理に食べ過ぎれば逆に体を壊してしまうのはどんな食材でも同じです。
その食材に含まれる成分を理解し上手に利用して健康な体を手に入れましょう。